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留学を終えた後にイギリスで働く:ビザについてのご案内

Korean student shaking employer's hand

(最終更新日: 2015年2月15日)

イギリスには、勉強を終えた後も国内に残って働きたい留学生向けの選択肢がたくさんあります。以下は留学生が申請できる代表的な3種類のビザ、Tier 1、Tier 2、Tier 5です。

留学後もイギリスに残ることを考えているなら、ビザの延長申請が必要かもしれません。ビザが必要かどうかは、UK Visas & Immigrationで確認してください。就きたい仕事の種類、希望する滞在期間、現在の在留資格によりますが、以下の3種類の就労ビザのいずれかを申請することになるでしょう。

どのビザもオンライン申請が可能です。

 

 

Tier 2
General
(一般)

Tier 1 Graduate Entrepreneur(卒業後の起業)

Tier 1 Entrepreneur(起業家

Tier 5
Youth Mobility
(ユース・モビリティ)

Tier 5 Temporary Worker(一時就労)

ビザのタイプ

雇用主の身元引受

教育機関からの推薦

身元引受無し

身元引受無し

雇用主の身元引受

必要なもの

Tier 2の身元引受人からの仕事の申し出

教育機関からの推薦、またはシリウスプログラム

200,000ポンド、または50,000ポンドの投資

18才~30才、対象国籍であること

Tier 5の身元引受人

最長滞在期間

5年

1年

3年 (2年延長の可能性あり)

2年

2年以下

イギリス永住権の申請

5年後に可能

不可

3年後、または5年後に可能

不可

不可

本業の仕事や事業以外の就労

条件つきで可能

可能

不可

可能

条件つきで可能

ビザの延長

1年以下

1年以下

2年以下

不可

Tier 5の種類によっては可能

扶養家族 の同伴

可能

可能

可能

不可

可能

 

学生ビザについては、「ビザ」のセクションを参照してください。 
 

Tier 2一般:就職

留学後にフルタイムの仕事を希望する場合に通常申請するのはTier 2 一般ビザです。Tier2ビザでは雇用条件に準じて最長5年間イギリスに滞在することができます。しかしこのビザは、既にイギリス内で就職先が見つかっていることを前提に発給されるので、仕事を確保したでないと申請できません。

Tier 4からTier 2 (一般)ビザの切り替えを希望する場合には、イギリス留学中に以下の資格のいずれかを取得しなくてはなりません。

  • イギリスの学士号
  • イギリスの修士号
  • 教育学のポストグラデュエイト・サーティフィケート
  • a professional graduate diploma of education(教員免許)

 

この他にもイギリスにはTier2への切り替えが可能なさまざまなビザがあります。必ず規定についてのガイダンスをすべて確認してから申請するようにしてください。 

博士号の場合は、直近のイギリス滞在期間中に、12か月以上の博士課程を修了して博士号を取得していることが条件となります。

申請には何が必要ですか?

このビザの申請方法は分かり易く、条件をすべて満たし、すべての適切な書類を揃えたかどうかを確認するだけです。

  • 身元引受: 必ず雇用主に身元引受証書を発行してもらわなくてはなりません。また、雇用主はTier2の身元引受人ライセンスの取得が必要です。ちらをクリックするとTier 2 (一般)の身元引受人ライセンス取得者の公式一覧を見ることができます。
  • 賃金:税引き前の賃金が20,500ポンド以上
  • 英語力の証明: 英語能力の証明が求められる場合があります。その場合、イギリスの教育機関で英語による授業で取得した学位レベルの資格で、UK NARIC がイギリスの学士号同等と認めている学業資格を提出しなくてはなりません。また、Secure English Language Test(信用性のある英語能力試験)でのB1レベル相当のスコアを提出することもできます。
  • 資金: ビザ申請前の31日以内までの連続する90日間、本人名義の銀行口座に945ポンド以上の預金を有していることを証明しなくてはなりません。または、雇用後の初月は生活と住居面で便宜を図るという身元引受人からの証明書を提出することもできます。
  • 書類: 必要書類の一覧は必ず注意深く目を通してください。



Tier 5:ユース・モビリティ・スキーム

ユース・モビリティ・スキームを取得するとイギリスで最長2年間就労することができます。

申請条件は、年齢18歳から30歳のオーストラリア、カナダ、香港、日本、モナコ、ニュージーランド、韓国、台湾の国民、もしくは、イギリス海外市民、イギリス海外領市民、英国国民(海外)です。

このビザはイギリス国外からの申請しかできません。

申請には何が必要ですか?

  • 身元引受: 身元引受証書が必要です。香港、韓国、台湾の方はこちらを参照して、政府から適切に認証を得るようにしてください。それ以外のユース・モビリティ申請可能国の方、またはイギリス国籍の方は、ユース・モビリティへの関心を登録する必要はなく、申請時にはパスポートを提示すれば身元引受人の証明とみなされますが、ビザ発給枠には 限りがあります。
  • 資金: エントリークリアランスの申請日に1,890ポンドの預金がなくてはなりません。
  • 書類: いろいろな資金の証明方法がありますので必ず確認してください(銀行や住宅金融組合からの手紙など)

ユース・モビリティ・スキームの概要は、UKVIの案内をご覧ください。


Tier 5:一時就労

Tier 5一時就労ビザを取得すると、12か月以下か24か月以下(申請するビザの種類による)、または身元引受証書(ビザ取得の必要資料)記載の日数に28日間追加した期間いずれかの短い期間イギリスで働くことができます。

雇用主が身元引受ライセンス取得者であり、以下の分野に当てはる仕事であれば、Tier 5一時就労ビザを申請することができます。

ほとんどの場合、イギリス国外に出てビザ申請をしなくてはなりません。Tier 5(政府認定交換制度)の職業訓練やインターンシップに参加する場合のみ例外で、イギリス国内での申請が可能です。詳しくはUKCISAのウェブサイトをご覧ください。

申請には何が必要ですか?

必要な条件は、上記5分野でそれぞれ大きく違っていますが、概して以下のものが必要になります。

  • 身元引受人: 関連分野のTier 5身元引受人がいなくてはなりません。Tier 5身元引受人の全一覧は、こちらで見ることができます。政府認定交換制度の場合、こちらの一覧の身元引受人が必要です。
  • 資金: 連続90日間、945ポンドの資金を有していることを証明できるようにしておきましょう。
  • 書類: Tier 5では分野ごとに必要書類がまったく違っています。Tier 5一時就労ビザの書類を準備する際には、内務省作成の英語と中国語簡体字のガイドを参照してください。


Tier 1:起業家

Tier 1起業ビザを取得すると、イギリス国内で申請した場合には最長3年、イギリス国外で申請した場合には最長3年4か月イギリスに滞在することができます。イギリスで事業を立ち上げて成功を目指す人々を支援するためのビザです。さらに2年間延長もできますが、このビザで許可されるイギリスの滞在期間は合計5年間ですのでご注意ください。

本業以外の仕事は一切することはできませんが、事業が順調であり、このビザでのイギリス滞在が5年経過するとイギリスの永住権を申請することができます。

  • 16歳以上であり、イギリスでの事業立ち上げ、または事業経営を希望していること
  • 欧州経済領域(EEA)圏内かスイス、どちらの出身者でもないこと

申請には何が必要ですか?

  • 投資資金: 50,000ポンドまたは200,000ポンドの投資資金を有していることを証明しなくてはなりません。 (資金の入手先の条件はUKCISAのウェブサイトで確認してください。投資資金の証明として認められるものはこちらのウェブサイトで確認できます。)
  • 英語力の証明: 承認されている英語能力試験のリーディング、ライティング、スピーキング、リスニングでCEFRのB1レベル相当以上のスコアを取得している、または、UK NARICがイギリスの学士号同等と認めている学位課程を英語による授業で修了していること。ここで該当する国の国籍を有する方は英語力を証明する必要はありません。
  • 登録: イギリス到着から6か月以内にHM Revenue & Customs(歳入関税庁)に次の登録をしなくてはなりません。自営業者としての登録または新規事業の登録(両方の登録でも可)、または既存事業の取締役としての登録。もしくはイギリスで既にこのカテゴリーの許可を得ていなくてはなりません。
  • 自己資金: イギリス国外から申請する場合には、本人名義の預金3,310ポンド、イギリス国内から申請する場合には、本人名義の預金945ポンドを有していなくてはなりません。いずれの預金も申請前の90日間は銀行口座に保有してあり、その保有期間がビザ申請日の31日以内まで連続していなくてはなりません。 


Tier 1:卒業後の起業

イギリスの学校の新卒者、またはTier 2ビザを有する博士研究員で、本物の信ぴょう性のあるビジネスアイディアを有していれば、滞在期間が1年間Tier 1卒業後の起業ビザを申請することができます。


申請には何が必要ですか?

  • 身元引受人: 推薦を受ける方法は次の2種類です。
    ・指定のイギリスのカレッジか大学(自分が学んだ学校でなくても構いません)が過去3か月以内に出した推薦状
    シリウスプログラムに参加する。最終学年の学生や新卒者に資金や入国管理についてアドバイスするプログラムです。
  • 学業資格: 推薦を受けた日よりも前に、イギリスで認められている学士号、修士号、または博士号を取得していること。ファウンデーションの学位のような上記以下の学位や、名誉学位のように自分自身で履修していないものは認められません。
  • 資金: イギリス国内からの申請の場合は945ポンドの預金、イギリス国外からの申請の場合は 1,890ポンドの預金の証明。いずれの預金も申請前の90日間は銀行口座に保有してあり、その保有期間がビザ申請の31日以内まで連続していなくてはなりません。 
  • 英語力の証明: 承認されている英語能力試験のリーディング、ライティング、スピーキング、リスニングでCEFR B1レベル相当以上のスコアを取得している、または、UK NARICがイギリスの学士号同等と認めている学位課程を英語による授業で修了していること
  • 書類: その他の申請に必要な書類はGov.ukのウェブサイトで確認できます。

Tier4学生ビザやTier1卒業後の起業ビザからTier1起業ビザへの切り替えについての詳しい情報はUKCISA のウェブサイトを参照してください。 

 

ビザ申請に関するその他のアドバイス

  • Tier 2とTier 1ビザを申請する際は、過去12か月に政府か国際奨学金機関からコース費用と生活費の援助を受けていれば、その資金援助者からのイギリス滞在許可が必要かどうか確認してください。
  • ここで説明したほとんどのビザは、申請前にイギリスで課程を修了していることを条件としています。
  • 必ず、お持ちのイギリス滞在許可の期限が切れる前に申請してください。期限が切れると自国に戻ってビザを申請しなくてはなりません。
  • 必ずイギリス内務省が認める銀行の口座に資金を預けてください。他にも資金証明と見なされるものがありますのでこちらで確認してください。
  • 結核検査の結果が必要かどうかはこちらで確認できます。
  • 身元引受人に証書の発行を依頼する際は十分な時間的余裕をもちましょう。
  • 書類を英訳する際には必ずこちらの内務省のガイドラインを確認し、正しい翻訳証明書を付けてください。
  • 内務省のすべてのガイドラインに目を通してからビザを申請してください。

ここで案内したビザ以外にも様々なビザがあります。まれに他のカテゴリーに該当する場合もありますので、こちらの内務省のウェブサイトで全一覧を確認してください。例えばBritish Ancestry visa(イギリスアンセストリービザ)というビザは、 祖父母が英国生まれであり、かつイギリス連邦市民であれば取得可能です。


この記事の確認はUKCISAにご協力いただきました。