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イギリス留学の資金:予算を振り分ける

A young woman speaking to a money adviser at Manchester University

留学を考えるとき、誰もが一番気にするのは費用の問題のはずです。だからこそイギリス留学からは金額に見合った素晴らしい価値が得られることを知っておくべきなのです。

しかし、どうすればイギリス留学から金額に見合った最大限の価値を引き出せるでしょうか?また、イギリス留学の費用を準備する一番良い方法とは何でしょうか?

エリ・マウントバッテン(Eri Mountbatten)氏から、イギリス留学を検討している海外留学生向けに、金銭面についての非常にためになるアドバイスをもらいました。エリ氏は、学生アドバイザーを務めるフリーライターであり、NASMA(全英学生お金のアドバイザー)の経済能力調査委員会で指導者と委員(trainer and member of the Financial Capability & Research Board)を兼任し、海外留学生と日々接しています。

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以下がエリ氏のアドバイスです。

中国からチェコ共和国まで数多くの留学生と接していますが、みなさん将来に向けて大きく前進するためにはイギリスが最善の場所だと確信しています。調査でも次々と明らかになっているようにこの意見は恐らく正しいでしょう。ですが、計画が中途半端だと問題が生じることもあります。よく言うように「計画を立てないことは、失敗するよう計画するのと同じこと」なのです。

でも安心してください。なにもファイナンシャルプランニングの達人にならなくても成功する確率を上げることはできます。必要なのは、いくらかの常識的な原則だけです。計画を立てる、つまりもっと言えば「MAP」ができるかどうかに尽きるのです。Map、Afford、Prepareの頭文字をとってMAPと呼んでいます。

1. Map(振り分ける):今持っている資金を振り分けて自分の選択の幅をよく考える
2. Afford(金銭能力に合わせる):金銭能力を考慮して十分な情報に基づいた決断をし、計画を忠実に守る
3. Prepare(備える): 不測の事態に備える

1. Map(振り分ける)

現時点と今後の経済状態の概算を見積もります。当たり前だと感じるかもしれませんが、目的地に到着するには、まず現在地を理解しなくてはなりません。

貯金や親の援助などから既にいくら留学費用を支払うことになっていますか?その他にも、補助金、ローン、奨学金などからいくら給付されますか?

しかし、世の中には情報があふれかえっています。それは少し戸惑うほどです。

Education UKのウェブサイトではもっとも大事な情報を一か所にまとめているので、資金の振り分けが簡単にできます。留学コースの費用についてはこちらを、奨学金についてはこちらを参照してください。

費用や資金に関する細かい情報は UKCISAのウェブサイトのFees and Finance(費用と資金)をご参照ください。

2. Afford(金銭能力に合わせる)

留学費用が確認できたら、次はその他の考えられる費用をすべて挙げていきましょう。

たとえば、現地での旅行、保険、前払い保証金、ビザ料金などの単発的な出費があります。

その他にも、渡航費、食事、公共料金、こづかいなどの日常的な出費もかかります。このような費用見積もりや入出金計算を助けてくれるオンラインツールInternational Student Calculator(留学生向け費用計算)がありますので、ぜひ試してみてください。

この作業を進める際には、イギリスにはたくさんの選択肢があり、中には金額が高いものもそうでないものもあることを念頭におくようにしましょう。たとえば、ロンドンで生活するなら、イギリスの他の地域より若干費用が多くかかるはずです。

NUS (学生連盟) のウェブサイトはイギリスの生活費に関するためになる記事を紹介しています。より具体的なデータが知りたければ、「世界中の都市の生活費をまとめた世界最大のデータベース」と称するNumbeoのウェブサイトがあります。どのような状況になっても、予算を立ててそれを順守しましょう!

3. Prepare(備える)

人生でただ一つ間違いなく起きることは変化である、と言われています。現在の経済、社会、政治状況などはまさしくその通りでしょう。だからこそ、何よりもっとも価値あるアドバイスは、不測の事態に備えておく、なのです。

予期しなかった授業料や旅費、または突発的な滞在費用から医療費まであらゆる出費が生じる可能性があります。賃金や家族からの仕送りの減額などで入ってくるはずのお金が思いがけず少なくなり、最初の「計画」が変わるかもしれません。  

これは実際に、しかも頻繁におきることで、散々な結果をもたらします。しかしそんな結果を避ける方法があります。前もって考えておくことでそれが可能になるのです。

予備の分として2か月から3か月分の資金を別口座に預金しておき、万一のための保険にすることをお勧めします。これがあれば、大きな危機に直面しても時間的余裕を持って違う収入源をさがすことができ、多少の予期せぬ出費や収入減に見舞われても、ある程度資金を融通して持ち直すことができます。この保険がみなさん専用の命綱になるのです。ですが、命綱が役に立つのは使ってしまう前までの話ですからご注意を。

忘れないでください...

つまり要約すると、忘れてならないことは今もっている自分の資金を振り分け(map)て選択の幅をよく考え、金銭能力に合わせ(afford)て十分な情報に基づいた決断をし計画を忠実に守り、不測の事態に備える(prepare)ということです。このシンプルな手順に従えば、予測した、または予測しなかった嵐が行く先で待ち受けていようとも、もう正しい道から外れることはありません。

最後に、ほとんどの大学やカレッジは学生向けの何らかのアドバイスサービスを完全に無料で行っていることをお教えしておきます。加盟している学生連盟や留学生オフィスに問い合わせてみましょう。NASMAでは、金銭面についてアドバイスするNASMA委員を紹介しています。このように、イギリスに来ればいろいろな支援があるので心配は無用です。


留学中の経済事情についての詳しい情報はNASMAuseful links(役に立つリンク集) を参照してください。

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